Cardanoの公式商業化部門であるEMURGOが、グローバルなCardanoコミュニティに向けて提供するヨロイADAウォレットは、先日、提供開始から1周年を迎えました。ヨロイウォレットは2018年10月1日に提供が開始された、EMURGO初の自社開発によるCardano製品であり、Cardanoのグローバルにおける導入推進を使命としています。セイザCardanoブロックチェーンエクスプローラーや、先日リリースされたオープンソースコードベースのTangata Manuともシナジーを発揮します。

ヨロイウォレットとは

ヨロイウォレットはCardano ADAユーザーのためのライトクライアント・ウォレットで、シンプル、スピーディ、セキュアな未来の金融ゲートウェイとなるべく、EMURGOが開発した製品です。ヨロイはiOSAndroidChromeFirefoxの拡張機能として無償でダウンロードでき、豊富な機能を誇ります。ヨロイウォレットは非常に優れたユーザーエクスペリエンスを実現し、充実のエンジニアリングチームがアップデートの開発やフルタイムのテクニカルサポートを提供しています。このような取り組みにより、提供中のアプリストアでは、常に高い評価を獲得しています。

ヨロイウォレットの提供開始から1年、TrezorウォレットやLedgerウォレットとCardanoとの統合、小売店へのADA決済の導入など、EMURGOはいくつかの重要なマイルストーンを達成してきました。

ヨロイウォレットによるこの1年間の成果をご紹介するため、今回はQ&A形式でヨロイのこれまでとこれからをお伝えします。

Q&A ー ヨロイウォレット1周年を迎えて

この1年間で起きた、ヨロイウォレットにとって重要な出来事を教えてください。
シン:ヨロイは、IOHKの提供するライトウォレット開発のためのプラットフォーム、Icarusをベースに作られました。EMURGOは2018年10月1日にヨロイウォレットの提供を開始し、2018年11月にオープンソース化しました。1か月後、EMURGOはTrezorハードウォレットのサポートを追加しました。これは、ユーザーのセキュリティの観点から見て、非常に重要な機能です。その後、EMURGOはペーパーウォレットのサポートを開始し、Ledgerとの完全統合も実現しました。さらに、Android、iOS、Firefox等のプラットフォームでの展開も開始しています。グローバルなCardanoコミュニティへの展開という観点では、韓国語、日本語、中国語などでの言語サポートも行っています。

導入が最も困難だった機能はどれでしょうか?
シン:Ledgerハードウェアウォレットのサポートです。TrezorはすべてのAPIを提供していますが、LedgerはヨロイウォレットとLedgerデバイスとのブリッジを独自で構築する必要がありました。

ヨロイの最も優れた点を1つ挙げてください。
シン:ヨロイウォレットは、シンプル、スピーディ、セキュアなADAの送受信を実現します。これは、ユーザーインターフェイスとユーザーエクスペリエンスの上でも重要です。EMURGOは、ADAのトランザクションをすべての人が容易に行えることを目指しています。

ヨロイウォレットについて、重要な意味を持つ数字を教えてください。
シン:ヨロイウォレットは2019年9月末時点で合計55,000ダウンロードを突破しました。今後も引き続き新機能を追加していきますので、ユーザーは着実に拡大を続けていくと考えています。

今後の重要なアップデートの予定を教えてください。面白い機能のリリース予定はあるでしょうか?
シン:これまでに、支払いURL(ADAの受信アドレスを生成でき、これを相手に伝えると決済を容易に行うことができるもの)、Microsoft Excelサポートによる全トランザクション履歴の表示、ADA残高の非表示オプションなど、優れた機能を提供してきました。

短期的には、EMURGOおよびCardanoエコシステムは、分散化を実現するShelleyの時代の幕開けとして、インセンティブ付きテストネットの展開の注力していきます。ADA保有者は、インセンティブ付きテストネットにおいてADAステークを委任したり、ステークプールを運用したりすることで、ADAの報酬を獲得できます。ADA保有者なら誰でもインセンティブ付きテストネットに参加できますが、ヨロイウォレット、ヨロイモバイル、ダイダロスでADAを保有しておく必要があります。インセンティブ付きテストネットはスナップショットで開始されますが、このとき、上記のウォレットにADAを保有しておくのが確実な方法です。取引所やハードウォレット内のADAはスナップショットには含まれません。インセンティブ付きテストネットのスナップショットはIOHKが設定を行い、11月に実施される予定です。

CTOのNicolas ArquerosとエンジニアリングリードのSebastien Guillemotがこちらの動画でCardanoインセンティブ付きテストネットやヨロイステーキングについて詳しくご説明しています。

ソーシャルメディアのアカウントウェブサイトでEMURGOやヨロイの最新情報をお届けしていますので、ぜひご覧ください。ヨロイについてのご質問は、こちらまでご連絡ください。

最後に

EMURGOは、コアとなるビジネスユニットの1つとして、カスタマイズしたシステム開発に注力しています。CTOのNicolas Arqueros、エンジニアリングリードのSebastien Guillemot率いる世界トップクラスのR&Dチームは、日々新製品やアップデートの開発に取り組み、Cardanoの利便性の向上に努めています。また、開発者によるTangata Manu(オープンソースツールボックス)の活用を促進し、独自のセキュアなCardano ADAライトウォレットやエクスプローラーをインタネットブラウザ上やモバイルデバイス上で生み出すことにより、Cardano ADAの新たな機能を実現しています。